妙法寺の観音様

像高16.5㎝、台座から光背までの総高26.0㎝。唐白檀材。無彩色。
観音信仰は、インド、中国、日本と広く盛んに行われてきましたが、日蓮宗においても、法華経を信仰する者を守護する菩薩として崇められてきました。
観音菩薩は観世音(世の音を観ずる)ともいい、世間の人びとの苦しみ・悩み・災難(厄)から切実に逃れようとする祈りの音声に応じて、すぐとその苦悩災厄から救い助けようという誓願をもった菩薩です。
自分の力ではどうすることもできない困難に遭った時に、すぐに救いの手を差しのべてくれ、また男の子を欲しいときに供養しお願いすれば福徳智慧のある男の子が授かり、女の子を欲しいときに供養すれば端正にして人びとに愛し敬われる女の子が授かるとも、法華経には説かれています。
この聖観音菩薩は、妙法寺のもとである圓光庵を開いた妙円院日明法尼が祀られていたことから、妙法寺の本堂に新たにお迎えしたものであります。
妙法寺のみならずこの地域一帯を守護されていた菩薩であり、私たちの様々な願いを叶えてくれる菩薩です。是非ご参拝ください。

一乗山 妙法寺

 

山梨県南巨摩郡身延町丸滝391(JR身延駅より徒歩10分)

 

TEL/FAX 0556‐62‐2458